駒ヶ根ソースかつ丼マップ

駒ヶ根ソースかつ丼とは

 カツ丼というと全国的には「卵でとじたカツ丼」が一般的ですが、駒ヶ根市では「カツ丼」というと「ソースかつ丼」のことを指します。駒ヶ根ソースかつ丼は、熱々のご飯の上に千切りキャベツをのせ、その上に揚げたてのトンカツを秘伝の特製ソースにくぐらせのせたものです。シンプルな料理ながら、熱々のカツと冷たいキャベツの歯ざわり、それらに絡む甘辛味のソースが絶妙な、一度食べたらクセになる丼料理です。
 駒ヶ根市で「ソースかつ丼」が産声をあげたのは昭和初期と言われています。当時、市内のある飲食店の主人が「卵とじカツ丼」とは一味違った「ソースがかかったカツ丼」をこだわって提供したのが始まりと伝えられています。以来、駒ヶ根市では「カツ丼」と頼むと「ソースがかかったカツ丼」が出てくる土地柄となり、「卵とじカツ丼」は特別に頼まないと出てきません。

駒ヶ根ソースかつ丼とは

 駒ヶ根市内で古くから食されてきた「ソースのかかったカツ丼」を「卵とじカツ丼」と区別して売り出そうと、平成4年に駒ヶ根商工会議所による「食によるまちおこし事業」において、「ソースかつ丼」を地域資源として見出し、「ソースかつ丼によるまちおこし事業」がスタートしました。平成5年には飲食店有志により「駒ヶ根ソースかつ丼会」が発足されました。現在では市内40以上の店舗が加盟し、各店の秘伝の味を守りながら、駒ヶ根ソースかつ丼イラストマップの作成、受験生への割引券の発行、スタンプラリーの開催など、様々な事業を行っています。平成25年に行われた設立20周年記念事業では、会の設立日4月27日が「駒ヶ根ソースかつ丼の日」として日本記念日協会に記念日登録されました。
 平成26年には、駒ヶ根ソースかつ丼を通じて地域を元気にすることを目的に市民団体「駒ヶ根ソースかつ丼フライヤーズ」が設立されました。イベントへの出展、キャラクター「こまぶぅ」を活用した事業などを通じて、駒ヶ根ソースかつ丼会と共に長野県駒ヶ根市を全国へ向けて発信する活動を行っています。

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